映画の「レイティングシステム」を解説!PG12やR18+ってなに?

レイティングシステムについて知りたい人

・映画におけるレイティングシステムってなに?
・「PG12」や「R18+」ってどういう意味?
・国や地域によるレイティングシステムの違いが知りたい!


こんな疑問を解決します。


映画におけるレイティングは、年少者の心身に与える影響に配慮して決定されています。また、国や地域によってその区分や表記の内容は異なります。


この記事を読むと、映画におけるレイティングシステムについて理解することができますよ。

映画におけるレイティングシステムについて

レイティングシステムとは

映画において「PG12」や「R18+」などで表記されるレイティングシステムとは、その映画を観賞することができる年齢層別の区分や規程のことです。


レイティングの区分や規程は国や地域によって異なり、日本では一般財団法人映画倫理機構が定める「映画の区分と審査方針」に基づき、年少者の心身に与える影響などを鑑みて決定されます。


国や地域により区分や規程に違いはありますが、いずれも年少者への悪影響を配慮して設定されているものです。

日本におけるレイティングシステムの区分

日本におけるレイティングシステムの区分や規程は次のとおりです。

区分と記号説明
G年齢にかかわらず誰でも観覧できる
PG1212歳未満の年少者の観覧には、親又は保護者の助言・指導が必要
R15+15歳以上(15歳未満は観覧禁止)
R18+18歳以上(18歳未満は観覧禁止)


また、内容が異なる2つの作品が同時上映される場合については、最も高年齢層向けの区分をもって全体の区分となります。


例えば「G」と「R15+」の映画が同時上映される場合は「R15+」と区分されることになります。

国によるレイティングシステムの違い

主要な国におけるレイティングシステムの違いについて、表にまとめてみました。国によって区分や表記が異なりますが、色が同じところは概ね同じ考えで規制されています。


日本やアメリカが4段階で区分されている一方で、イギリスやドイツ、オーストラリアなどは5段階に区分されており、きめ細かく設定することによって年少者の心身に与える影響により配慮していると考えられます。

レイティングシステムの区分別にみる映画

日本のレイティングシステムのおいて、具体的にどんな映画がどの区分に該当するのかを確認してみました。

G <年齢にかかわらず誰でも観覧できる>
・『アナと雪の女王』
・『スマホを落としただけなのに』

PG12 <12歳未満の年少者の観覧には、親又は保護者の助言・指導が必要>
・『ドクタースリープ』
・『ターミネーター:ニュー・フェイト』

R15+ <15歳以上(15歳未満は観覧禁止)>
・『失楽園』
・『キングスマン』

R18+ <18歳以上(18歳未満は観覧禁止)>
・『キル・ビル』
・『ウルフ・オブ・ウォールストリート』

R18+の区分では『キル・ビル』や『ウルフ・オブ・ウォールストリート』など、過激な表現の多い映画が指定されています。


一方で、Gの区分にある『スマホを落としただけなのに』では、人が殺されるシーンのある映画にも関わらず、表現方法が工夫されているため区分としてはGに指定されていると考えられます。


レイティングの決定においては、映画の内容だけでなく、表現方法も鑑みて決定されていることがわかります。

映画におけるレイティングシステムのまとめ

日本の映画におけるレイティングシステムは、年少者の心身に与える影響などに配慮して、一般財団法人映画倫理機構が定める「映画の区分と審査方針」に基づき決定されています。


また、映画におけるレイティングシステムは国や地域によりその区分や表記の仕方が異なります。


お子様と映画を視聴する際などは、日本のレイティング区分にとらわれず、年少者への影響により配慮してる国のレイティング区分にそって映画を視聴するのも良いかもしれません。

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